公募内容

例えばこんな知恵

古来、日本列島の自然環境や気候風土の中で育まれ、
今日も暮らしの中で受け継がれている様々な知恵に関する情報。
テーマや分野は問いません。

公募期間

2010年3月1日(月) ~ 8月31日(火)

授賞内容

■「未来に伝えたい10の知恵」賞
中村征夫さんを中心とする「日本列島 知恵プロジェクト」の実行委員会のメンバーが、とりわけ印象に残った10の知恵を「未来に伝えたい10の知恵」として選出。謝礼3万円と中村征夫さんのサイン入り額装写真を贈呈。
■特別賞
ご応募いただいた「漁法」に関する知恵の情報の中から、特に興味深い知恵を選出。中村征夫さんらがその知恵の舞台を取材し、当サイト内でご紹介します。取材させていただいた方(またはグループ)には取材の謝礼として5万円と中村さんのサイン入り額装写真を贈呈。

※審査に関するお問い合わせにはお答えしかねます。

発表

2010年12月下旬、当サイト内で発表。

お問い合わせ

美しい日本の生活文化と豊かな未来を求めて 日本列島 知恵プロジェクト presented by ROLEX

「日本列島 知恵プロジェクト」実行委員会 事務局
Email:

例えばこんな知恵

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●米のとぎ汁
子供の頃、年末の大掃除は一家みんなでやったものですが、柱と床磨きはもっぱら私の役目でした。そのとき米のとぎ汁を使って磨き、とてもぴかぴかになったことを覚えています。当時を思い出し、先日、マンションのフローリングでも試してみたら効果がありました。

●センブリ茶
田舎のおばあちゃんは軒先にいろいろな草や葉をつるして乾かしていましたが、私が「お腹が痛い」と言うと、その中からセンブリの葉を取り出し、センブリ茶として飲ませてくれました。「すぐによくなるよ」と言われ、ほっとしたせいもあってか、ほどなくして痛みがおさまった記憶があります。

●豆腐の味噌漬け
豆腐の味噌漬けは、今では市販のものが簡単に手に入りますが、もともとは熊本の伝統的な保存食で、調味の仕方は各家庭によって異なります。我が家の特徴は味醂が大目のちょっと甘めなこと。たまに作っては実家を思い出しています。微妙な味わいは我が子にも受け継がせたいです。

●いぶりがっこ
秋田県出身の母のお陰で、私の家の食卓には秋田の郷土料理が並ぶことが多かったのですが、中でも一番好きなのが、大根を燻製にしてから漬ける「いぶりがっこ」です。子供の頃は何の疑問もなく食べていましたが、最近、なぜ燻製にしてあるんだろうと思い、田舎の祖母に訪ねました。大根は水分を抜いてから漬けるのですが、この地域は雪が多かったため、日光や風にあてることができず、囲炉裏の天井から吊るし、燻しながら水分を抜いていたんだそう。あのやみつきになる独特の味わいは、雪国に暮らす人々の知恵から生まれたんですね。