広く大きい はるかな海 水平線の向こうに 私の夢は 大きく広がっていきました……。坂東玉三郎氏が1977年に発表した一編の詩からはじまる「海の玉三郎」。彼の心の原風景を鮮やかに浮き彫りにする珠玉のプログラム。
人は、木や草やたくさんの生命と触れ合っていくなかで、何を感じ、どのようなメッセージを受けとっているのでだろう……そのこたえを、自然との関わりを深くもつ人たちの言葉に探っていく。
山形県飯豊村、新潟県上越市桑取、そして中ノ俣……。奥深い山里に暮らす年寄りたちの懐かしい笑顔に魅了され、足しげく通うようになって何年になるだろう。そこは伝統的な暮らしの知恵の宝庫だった。
かつて農家の大切な働き手として里山の風景になくてはならない存在だった「在来馬」。ドサンコ、木曽馬、野間馬をはじめ、その系譜を受け継ぐ稀少な馬たちの姿を列島各地に追った。
東京で働く絵本作家が、週末は里山の風景が広がる桃畑で農婦に……。 家族とともに営む桃農家の日々を絵本で綴る。
世界が認める和太鼓アーティスト集団、鼓童。その比類ない芸術性は佐渡島の人と自然が織り成す風景と一体となって磨かれてきた。そんな彼らが紡ぐ暮らしの絵日記。
水中写真家の中村征夫さん、尾崎たまきさん、作家の吉村喜彦さんを中心とする海を愛する仲間が、昔ながらの里海の風景を求めて伝統漁法が守り継がれる海辺の町を訪ね歩く旅。
イリオモテヤマネコの撮影で知られる写真家が西表島の知己を訪ね、その暮らしぶりに密着。戦前、戦後と困難な歴史を辿ったこの島の文化は琉球のそれに重なるものなのか、それとも独自に形成されたものなのか…。
水俣には、今も昔もその風土がおのずとかたち造る「暮らし」がある。水俣を撮り続ける熊本県出身の写真家・尾崎たまきが、水俣を「語り直す」記録。
森羅万象に神が宿るという日本古来の自然観は今も各地に脈々と息づいている。そんな地域に暮らす人々の日常の中に日本人の原風景を切りとろうとする、人気写真家・高砂淳二さんの魂の記録。本邦初公開!
NEW2019.08.28
かつて心に刻んだあの唄は変わらずに唄い継がれているのだろうか。過疎がすすむあの村で、好きだったあの唄はもしかしたら唄い手を失っているのではないだろうか。そんな想いに駆られ、あの唄を聴くために、上妻宏光は列島各地の民謡の里を訪ねることにした。
編集者としてこれまで多くの表現者の言葉に耳を傾けてきた。彼らの言葉はいつも、同じ時代にともに生きてこそ胸に響く、生々しくも豊かなメッセージだった。いま、また、彼らから放たれる新しい言葉に出会いたいと思う。だから、彼らの場所へ。
奄美のシマ唄を未来へのメッセ―ジとして歌いはじめた元ちとせさん、アグー豚とともに琉球文化誌を歩く福岡伸一さん、各地の里山に薬草の知恵を求める鶴田真由さん……それぞれの旅のきっかけはいずれも日本列島 知恵プロジェクトだった……。
先見の明や卓越性を体現する人々を支援する、 ロレックスの代名詞ともいえる様々なフィランソロフィー活動を紹介。
お知らせ
「日本列島 知恵プロジェクト」は、上妻宏光氏の「民謡アーカイブの旅 #05 山形 陸奥の国の旋律と心に残る日本の名歌」(2019年8月28日アップ)をもって、更新を終了しました。 なお、これまでの記事については引き続きご覧いただけます。
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